春は苦手だから

よく春になるとラリパッパが蠢きだすというが、確かに子供の頃から春先にそういう天然系の人たちをよく目にしていたような気はする。 かくいう自分も、桜の蕾ができる前後くらいになると無性に身体と心がムズムズして気持ち悪いという感覚がランドセルを背負…

シアターシック

本来は昨年6月終了予定だった業務が延長に延長を重ね、先週1月6日(金)にようやく完遂した。自分史的にも職場的にもだいぶ大きなウェイトを占める業務だっただけに、感無量を実感した。 そんな感傷に浸る暇もなく新年が始まり続々と案件が舞い込む中、ひと…

続・映画なんて観なくたって生きていける

蒐集癖がある。 タバコの銘柄を全部集めようとしたことがあった。いろんな種類のタバコの箱を壁一面に並べたら綺麗だろうなと思ったのだ。 好きな作家の本はすべて買いあさって本棚に並べた。好きな漫画家の作品も同様だ。本人の著作でなくても関連する作品…

夢?

昨晩見た夢。 原因はわからないが(もしくは忘れたが)、大地が津波のように隆起し、大勢の人々が飲み込まれた。自分もその災害に遭い、頭上高く迫り来る土壁に死を受け入れた。 土砂に埋もれていたところを誰かが救出してくれたようで一命は取り留めたもの…

映画なんて観なくたって生きていける

はじまりは『ダンボ』だった。百貨店の小さなシアターに母親に手を引かれ観に行った。 それから家では『ピーターパン』を繰り返し観ていた。 きっかけは『パルプ・フィクション』と『カッコーの巣の上で』。映画に魅せられた瞬間だった。そして同じ時期、気…

幸せの尺度

2016年度も上半期がもうすぐ終わる。会社のほうは人事異動もあり、職場の体制も変わる。自分の計画とは裏腹に、役職が上がり続けているこの数年。辞めどきがいよいよなくなってきた。子供が生まれたこともあり、それはそれでいいのかなとも思う。 手狭になっ…

who will save your soul

靖国参拝。 人生は草露の如し。 生きるのは誰がために。 自分の魂を最後に救うのは心の中の神=自分自身なのかもしれない。 Who Will Save Your Soulジュエルポップ¥200provided courtesy of iTunes

4/5が揃った夜

19時@下北沢GARDEN 『いまみち杏子のお・も・て・な・し~夏のヒ・ト・サ・ラ・イ~(仮)』 杏子率いるUNDER NORTH CLUB BAND +藤井隆 いまみち率いるヒトサライ +オカモトコウキ(OKAMOTO'S) ここまででも十分楽しい。 続いて、 いまみち、杏子、ヒラポ…

一時停止

今日は、一時停止をすることもなく、朝からずっと働き詰めだった。午前中はルーティーン業務に加えていくつか資料作成があり、昼過ぎには定例の会議、その後は資料作成の続き、そしてその資料をもとに研修、合間にルーティーン業務と社内面談。分刻みのスケ…

変化

息子が産まれて2週間が経った。正直これまでは、自分自身が一番だったが、不思議なもので今は子供のことが一番になった。この子のためならなんでもできるという気持ちが自然と湧き上がってくる。里帰りから戻ってきたら、うちの猫がどんな反応をするか楽しみ…

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 バットマンが酷くとんちかんなヒーローに見えた。スーパーマンがピュアなだけに、バットマンのひねくれ具合が目立つ。ワンダーウーマンは美しく妖しく見応えバッチリ。アルフレッドにジェレミー・アイアンズはかっこよすぎ。主…

虹蛇と眠る女

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 酷暑、砂塵、ハエ、熱帯夜。隙間は溝に。抑えきれない激情が内に外に。激しい欲望の裏には虚無感。子供、という存在が、自分の分身から赤の他人へと変身していく過程に慄く親。何がいけなかったのか、と自分を責めたところで、…

リリーのすべて

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 すばらしい。1カット1カットが絵画のようだ。シーンの間に挟まれる風景はまさに絵画。70mmフィルムのワイドスクリーンで観たかった。衣装や調度品、街並みも素敵。リリーの仕草がいじらしく可愛らしい。夫を導き、受け入れたゲ…

偉大なるマルグリット

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 初めは可笑しなパトロンマダムの話だと思っていたが、徐々にこの映画の恐ろしさがわかってきた。マルグリットを取り巻く腐敗と孤独が痛々しく、彼女の孤独と狂気は絶望的だ。唯一の理解者だと思っていた執事もある種の狂気に支…

ヘイトフル・エイト

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 上映時間168分と長い。意味のない会話劇がタランティーノ作品の楽しいところだが、前半部分はもっと短縮できただろう。飽きてしまった。後半部分の種明かしも観客にとっては後出しジャンケンで、全く感動しない。ジョン・ルー…

マネー・ショート 華麗なる大逆転

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 この副題はいかがなものか。本作の主人公たちは住宅ローンの破綻を予見し、その大いなる賭けに見事勝ったわけだが、それはつまり多くの負債、金融破綻、失業者、ホームレスを生むという結果なわけで、決してハッピーエンドなん…

ロブスター

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 予告編ではシュールで面白そうだなと期待していた。本編を観たらそれ以上のものは無かった。設定も俳優も良いのだが、冗長で単調なストーリーと音楽が眠気を誘う。自由を許さない管理社会も、それに抗うレジスタンスも、どちら…

牡蠣工場

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 舞台は岡山県牛窓の牡蠣工場。以前の作品に比べると、想田監督の出番(?)が増えた印象。後継者不足、町の過疎化、第一次産業の低迷、震災問題、移民問題、オリンピック招致、贈与税などの法の在り方、むき子さんたちの生活、…

X-ミッション

3月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 どんなに凄いスタントでアクロバティックなアクションを見せつけられても、脚本の出来が悪いとただのつまらない作品に成り下がる。『M.I.』シリーズのイーサン・ハントのほうがよっぽど凄いと思ってしまう。YouTubeで見つけた…

野火

2月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 渋谷ユーロスペースにてリバイバル上映。実は昨年見逃していた映画だったのでさっそく足を運んだ。極限状態に陥ったらこうなるだろうなと想像しながら観ていたが、きっと自分はあの野戦病院あたりで発狂していると思う。生きる…

ドリームホーム 99%を操る男たち

2月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 地味な映画。デニスがなぜシングルファザーなのか。若い母親と自分と小学生の息子の3人で、自分の生まれ育った家で暮らしている。本編よりも、デニス家の背景に興味が湧いた。それから、成り上りの不動産王カーバーの人生も気…

キャロル

2月鑑賞作品。 鑑賞メモより。 シナリオ、映像、プロップ、演技の完成度が高く、全てがこうでなくては成立しないというほどの完成度の高さを感じた。ただ、感情移入できる話ではなかったので、最初から最後まであくまで傍観者。ハージがあまりにも可哀想だっ…

名曲

真っ赤なアンプを何台か数珠繋ぎにして、ギターを手に歌を作っていた。そんなに苦労することなく一曲仕上がった。いい曲ほど、割と時間がかからずにスルスルと出来上がるものだ。一節歌ってみたら、これはいけると確信した。メロディと併せて詞も自然と浮か…

水風呂リテラシー

たまに、リフレッシュするため近所の銭湯に行く。泡風呂⇨サウナ⇨水風呂⇨泡風呂の順番で入る。泡風呂で背中に泡を当てて凝りをほぐし、サウナで思いっきり汗を流す。そして、水風呂に肩まで浸かり、開いた汗腺をきゅっと引き締めて、最後に泡風呂でもう一度身…

残穢ー住んではいけない部屋ー

ホラーというよりはミステリー色のほうが強い映画。不思議な現象の謎を解くために、その土地の歴史を遡って調べていく。そして、徐々に明かされていく過去の人々の怨念が、実は様々な背景をもとに絡み合っていったということがわかる。わっ!と驚かすわけで…

順番待ち

順番待ちのできない大人が増えている。例えば顕著なのが電車の順番待ち。ホームで次の電車を待っている。先頭に立っていると、次第にぞろぞろと横や後ろに列ができ始める。やがて電車がやってくる。降りる人の為にドアの脇に寄ろうとすると、いつのに間にか…

Re:さらば あぶない刑事 ※ネタバレあり

どうしてももう一度スクリーンで観たくて、過日、再度映画館へ。タカとユージの勇姿をこの目にしっかりと焼き付けに行った。一度鑑賞済みということと、公開当初よりは冷静なモードになっているということもあって、前回は目をつむっていた映画としてのアラ…

オデッセイ

普通、火星に一人取り残されたら嘆くし、食料の残数を計算して次の探索隊が来るよりはるか前に尽きるとわかったら、誰しもが絶望のどん底に堕ちるはずだ。でも本作の主人公マーク・ワトニーは、とにかく前向きに、努めて明るく、この過酷な状況を乗り越えよ…

サウルの息子

他作品の予告編が終わり、いよいよ本編スタートという時に、スクリーンの幅がみるみる狭まっていく。思いもしなかった状況に戸惑いを覚えた瞬間、隣の客からも「えっ⁉︎」という驚きの声が漏れた。冷静に考えてみれば、このスクリーンはいわゆるスタンダード…

殺されたミンジュ

抽象的な描き方をした作品だった。キム・ギドク監督の前作『メビウス』は、話の筋と映像があまりにもショッキングで、そこに来て今回このタイトルだ(ちなみに原題は『1対1』)。なので、ものすごく暗い作品だろうと覚悟していたが、暗いというよりは重い、…

ブラック・スキャンダル

本編は予告編の印象とは異なり、重くスリリングで、『グッドフェローズ』と同じ路線の映画だった。つまり大好きなタイプの作品。本作では、アイリッシュ・ギャングの実話をベースに、ジョニー・デップがいつもの如く特殊メイクを施しながらも、ファンタジー…

マッド・マックス 怒りのデスロード @MX4D

本日、MX4Dを初めて体験してきた。選んだ映画は『マッド・マックス 怒りのデスロード』。昨日からTOHOシネマズで、期間限定でリバイバル上映されている。ならば観るしかあるまい、MX4Dで。スモークが焚かれるわ、風や水しぶきが顔にかかるわ、椅子がガタゴト…

さらば あぶない刑事 ※ネタバレあり

ドラマ放送開始から30周年にして完結編。公開初日の昨夜、タカとユージの勇姿を拝みに映画館へ。席に座り、本編が始まるまでの間、高揚感と緊張感が入り混じった変な気分に陥り、落ち着かなかった。妻が買ってきたポップコーンにひたすら手を伸ばす。ユージ…

イット・フォローズ

ポスターのセンスが好き。70〜80’sのホラー映画の雰囲気を狙っている。本編もやはり『ハロウィン』に代表されるような70〜80’sのホラー映画を意識していた。「追ってくるソレ」という普遍的な恐怖が、じわじわとスクリーンから滲み出てきて、目が離せない。…

前夜

1986年から放送開始され、今年で30周年。劇場版が6本、TVスペシャルが1本。バブル期に製作されたドラマは、面白くて楽しい作品が多かったが、この作品はその代表格と言えよう。『あぶない刑事』横浜を舞台に暴れまくる刑事のタカとユージ。二人の活躍をファ…

マイ・ファニー・レディ

邦題は『マイ・フェア・レディ』を文字っているわけだが、なぜそんなタイトルをつけたのかは本作を観れば理解できる。映画愛に溢れているボグダノヴィッチ監督は、本編に昔の映画をたくさん”出演”させている。予告編を観た時から「ウディ・アレン臭のする映…

アンジェリカの微笑み

静かな映画だが、ショパン、雨音、鍬で畑を耕す音、労働歌、トラックの走る音、鳶の鳴き声。印象的な音が冒頭からラストまで至るところに溢れている。それでいて間が独特で、映像がまるで絵画のようにじっと動かないシーンも多々あった。そのため、鑑賞中は…

クリムゾン・ピーク

ゴシック・ホラーを想像して観に行ったが、実際にはゴシック・ロマンス、またはロマンティック・サスペンスだった。社長令嬢が嫁いだ先はお化け屋敷だったわけだが、お化けの声をよくよく聞いてみれば、本当に怖いのは人間のほうだった……というお話。ギレル…

ブリッジ・オブ・スパイ

この映画は「お父さん映画」だ。家族を養い守り、心配をかけまいと時には優しい嘘をつく。そして、自分の仕事に信念を持って、危険な状況にも挑戦し目的を達成させる。実はうちのお父さんもこんな風に重要なミッションを背負ってるのかしら、なんて世の子供…

神様なんかくそくらえ

上映終了期間ぎりぎりで鑑賞できた。冒頭から最後までヒリヒリする。痛い。心と体の痛みが伝わってくる。ドキュメンタリータッチな演出がよりリアルに痛みを伝える。ロングショットを多用した撮影と、本物のストリートキッズを俳優に起用したキャスティング…

パディントン

カワイイ。パディントンのことだけではない。当然、パディントンのCG描写や熊っぽさはカワイイが、ブラウン家の造り、調度品、衣装、その一つ一つがカワイイのだ。話は至ってシンプルで、ありきたりと言えばありきたり。震災で家を失った熊が、何十年も昔に…

独裁者と小さな孫

一見、孫を可愛がる好々爺に見える大統領だが、国民からの評判は最悪。自分に都合の悪い奴らは全員投獄か処刑してしまう。大統領一家は贅沢三昧だが、国民はその日暮らし。クーデターが起きて逃亡の身となり、そんな国民達と触れ合う中で、大統領は自らの業…

クリード チャンプを継ぐ男

初め、グリード(GREED)と読み違えていた。貪欲にボクシング道を極めるスラム街出身の野良犬みたいな男が主人公だろうかと思っていた。ところがよく見てみたらクリード(CREED)だった。クリードってなんだろう?ロッキーファンだったならすぐにピンときた…

Re:スター・ウォーズ フォースの覚醒 ※ネタバレあり

今年初の劇場映画鑑賞は、昨年末最後に観た『スター・ウォーズ フォースの覚醒』にした。もう一度、落ち着いて観直したいなと思ったのと、未見の妻が私も行きたいと言ったのが、正月休みが明けて年始の仕事が佳境を過ぎた頃で、それじゃあということで今年最…

一番福

兵庫の西宮神社で毎年開催される開門神事福男選び。今年は、陸上部に所属する高校生が、見事一番福に輝いたそうだ。そもそも開門神事福男とはなんなのか?以下、西宮神社のHPより抜粋。________________________居籠(いごもり)一月九日の宵えびす、大勢の…

2015年の振り返り

2015年は、『毛皮のヴィーナス』という変態映画から始まり、『ジョーカー・ゲーム』というジョークにもならないお粗末なブツを観て、『味園ユニバース』で渋谷くんの歌に惚れ、『フォックスキャッチャー』でビビビと痺れたのが春。『セッション』の不快感に…

スター・ウォーズ フォースの覚醒

忘年会も終わり、年の瀬も年の瀬、12月29日の昼間に日劇で鑑賞。まあそれでも8割くらいの座席が埋まっていたので、さすがスター・ウォーズ。チケット代は2,000円、パンフレット代は1,000円というブランド映画にこれだけの人が集まっている。別にファンという…

ソークト・イン・ブリーチ

カート・コバーンの死の真相に迫るドキュメンタリー映画。だいぶ一方的な見解でストーリーが進んでいく。自殺と断定するには腑に落ちない点があるし、コートニー・ラヴ側の言動は怪しんでしまうが、この映画をまるまる信じてしまうとミスリードされてしまう…

007 スペクター

どんなに派手なアクションを繰り広げてもスーツは着崩さないというダンディズム。ダニエル・クレイグのボンドはそこが一番いい。本作ではこのシリーズ中最もボンドが明るかったように思える。陰の部分が比較的抑えられていた。プレイボーイっぷりも全開で、…

ムーン・ウォーカーズ

独り言と笑い声の大きな一人客のおばさんがいて、随分と賑やかな鑑賞タイムとなった。笑うタイミングが原音を聴いている自分より早いので、先を越された感じで笑い損ねてしまうこともあったが、「そうそう、LSDは昔錠剤だったからね〜、キャハハハッ」と勝手…