2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ホラーというよりはミステリー色のほうが強い映画。不思議な現象の謎を解くために、その土地の歴史を遡って調べていく。そして、徐々に明かされていく過去の人々の怨念が、実は様々な背景をもとに絡み合っていったということがわかる。わっ!と驚かすわけで…
順番待ちのできない大人が増えている。例えば顕著なのが電車の順番待ち。ホームで次の電車を待っている。先頭に立っていると、次第にぞろぞろと横や後ろに列ができ始める。やがて電車がやってくる。降りる人の為にドアの脇に寄ろうとすると、いつの間にか自…
どうしてももう一度スクリーンで観たくて、過日、再度映画館へ。タカとユージの勇姿をこの目にしっかりと焼き付けに行った。一度鑑賞済みということと、公開当初よりは冷静なモードになっているということもあって、前回は目をつむっていた映画としてのアラ…
普通、火星に一人取り残されたら嘆くし、食料の残数を計算して次の探索隊が来るよりはるか前に尽きるとわかったら、誰しもが絶望のどん底に堕ちるはずだ。でも本作の主人公マーク・ワトニーは、とにかく前向きに、努めて明るく、この過酷な状況を乗り越えよ…
他作品の予告編が終わり、いよいよ本編スタートという時に、スクリーンの幅がみるみる狭まっていく。思いもしなかった状況に戸惑いを覚えた瞬間、隣の客からも「えっ⁉︎」という驚きの声が漏れた。冷静に考えてみれば、このスクリーンはいわゆるスタンダード…
抽象的な描き方をした作品だった。キム・ギドク監督の前作『メビウス』は、話の筋と映像があまりにもショッキングで、そこに来て今回このタイトルだ(ちなみに原題は『1対1』)。なので、ものすごく暗い作品だろうと覚悟していたが、暗いというよりは重い、…
本編は予告編の印象とは異なり、重くスリリングで、『グッドフェローズ』と同じ路線の映画だった。つまり大好きなタイプの作品。本作では、アイリッシュ・ギャングの実話をベースに、ジョニー・デップがいつもの如く特殊メイクを施しながらも、ファンタジー…