2022 day31

昨年末あたりからオミクロン株が広がり始め、これは第6波なのかな?毎日感染者が過去最多を更新し東京都だけで日々1万人、あっちこっちでマンボーを踊り出す。先週末、用があって都心の人がよく集まる数ヶ所に行ったが、人出は減っていた。これは通勤電車も期待できるぞと思ったのだが、今朝のJRはいつも通り、密。みんな変わらず普通に通勤している。

昨年の秋に感染者数が落ち着いたら、各企業ともこぞってテレワークからオフィス出勤にシフトを戻した。うちの会社もそう。よくわからない理由で、月間のテレワーク日数の上限が定められ、まだまだ変わろうとしない人たちの方が多いんだなと思わされた。いまだにハンコ仕事あるしね。

オミクロンが猛威を奮い始めた12月になって、会社はまたテレワークに全面シフトしたのだが、最近になって妖精、ではなくて陽性がぽつぽつ出始め、いよいよ来たなという感じがする。

オフィスに行かなければならない理由がない限り、極力自宅にこもって仕事をしているが、今日みたいに通勤の日は憂鬱だ。感染リスクも嫌だけど、なにより通勤が億劫だ。オフィスまで片道1時間半かかるので、テレワークと比べて睡眠時間も家族との時間も削られる通勤は、今や自分にとって悪だ。

2020年の緊急事態宣言の時のように、街から人がいなくなるなんてことは、もうないのかな。街に人影はまばらで、電車もガラガラ、人に会わずに過ごす日々。それで鬱になる人もいたようだけど、自分も妻も寧ろそのほうが嬉しくって、あの頃はかなりエンジョイしていた。基本的に人付き合いが苦手なふたりは、家族以外に人と会わない生活が性に合っていたようだ。まあ、自分は当時通勤していたので、職場で人と直接関わっていたのだが(当たり前のことだが)、妻は専業主婦で、息子もまだ幼稚園に入る前だったから、息子との時間がより濃いものになったようで喜んでいた。

コロナ禍になって2年以上経ったが、いまだに飲食店を軸に締め付ける程度の対策くらいしかないので、政治の姿勢を変えようとする人が少ないんだなと思うのだが、家族以外と好んで食事はしない自分にとって、例えば飲み屋で酒が提供されなくなっても、閉店時間が早まっても、ほとんど影響がないのも事実。コロナの何が怖いって、感染直後に発症する症状よりも、場合によってはその後長期に渡り悩まされるかもしれない後遺症のほうが怖い。

だから、国や経団連に力を入れてもらいたいのはテレワークの推進。個人レベルではテレワークのメリットがオフィス勤務よりも圧倒的に多いので、是非とも進めてもらいたい。朝晩の通勤に充てていた時間は他のことに使えるし、不特定多数の他人と会わなくていいし、好きな服装で過ごせるし、雑音に邪魔されず仕事に集中できるし、ちょっと体調が優れなくても無理せず頑張れるし、昼飯は自炊ならランチ代が浮くし、休憩時はソファや寝床でのんびりできるし、子供やペットの面倒をみることができるし、妻が恋しくなったらすぐに会えるし、残業で遅くなっても帰宅の時間を気にしなくていいし、飲み会に誘われることもない。

22時半、帰宅途中の電車の中は、仕事帰りの人たちと自分。iPhoneは睡眠モードに入りやがった。8時間睡眠になるようセットしてあるのだが、テレワークじゃないとできないな。