2022 day 255

とにかく運転免許証がなけりゃ、何をするにしても不便極まりない、物によってはそれがないと発行できなかったりもするから、今日は午後半休を取って職場から1時間半かけて地元に戻り、警察署へ。まだまだ夏の日差しに照らされながら自転車を漕ぐ、そして漕ぐ。この夏の引っ越しの際に取得しておいた住民票が手元に残っていたので、それを持って窓口へ行くも、「40日くらいかかりますけど大丈夫ですか?その間も証明になるものは出せませんけどいいですか?」

いいわけないだろ!

聞けばコロナの影響で発行まで日数が延び延びになっているんだと。でも免許センターなら即日発行だというので、速攻で警察署を出てJRへ向かう。

電車とバスを乗り継いで免許センターに到着。平日だからか意外と空いており、手続きはさくさく進んだ。奥のほうには学科試験に並んでいるほぼ若者で構成された集団がいる。

書類もらって記入して、印紙買って、窓口に提出して、待たされること40分。ようやく写真撮影。

16時20分。もうこの時点で市役所は間に合わない。

さらに10分待つ。

ようやく、新しい免許証が手に入った。有効期限は、まだ平成だった頃に発行された今となってはあり得ない年ではなく、ちゃんと令和と記載されていた。ちょっと残念。

改めてナビタイムを調べてみると、3分後に出るバスに乗れば、ぎりぎりすべり込みセーフかもしれない。

バス停まで走る。駅までのバス停は車道を越えて反対側。まだバスは見えない。革靴を鳴らしアスファルトを走る。歩道橋を上る。真下に伸びる車道を見下ろす。向こうにバスが2台、姿を現した。どちらかが乗るべきバスだ。走る。歩道橋を駆け下りる。ワイシャツの襟元に汗を感じながら走る。バス停が見えた。背後からバスが迫って来る気配はまだない。勝った。バス停に着き呼吸を整えているとバスが到着。乗り込む。電車の乗り換え時間を調べる。大丈夫。いける。

終点についてバスを降りる。JRのホームに立つ。よし、地元の駅到着時刻は17時09分。市役所窓口が閉まるのは17時15分。走れば間に合う。ダッシュに備え、乗り込んだ電車内で足首を回す。

ドアが開く。人にぶつからぬようホームをすべり階段を駆け下り改札を通り、商店街を駆け抜けると市役所が。

すべり込みセーフ。マイナンバーの停止を確認し再発行の書類を受け取れた。

今日はよく晴れた夏日だったが、負けじと走った午後だった。

大事なものは無くしちゃいけない。