2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年の振り返り

2015年は、『毛皮のヴィーナス』という変態映画から始まり、『ジョーカー・ゲーム』というジョークにもならないお粗末なブツを観て、『味園ユニバース』で渋谷くんの歌に惚れ、『フォックスキャッチャー』でビビビと痺れたのが春。『セッション』の不快感に…

スター・ウォーズ フォースの覚醒

忘年会も終わり、年の瀬も年の瀬、12月29日の昼間に日劇で鑑賞。まあそれでも8割くらいの座席が埋まっていたので、さすがスター・ウォーズ。チケット代は2,000円、パンフレット代は1,000円というブランド映画にこれだけの人が集まっている。別にファンという…

ソークト・イン・ブリーチ

カート・コバーンの死の真相に迫るドキュメンタリー映画。だいぶ一方的な見解でストーリーが進んでいく。自殺と断定するには腑に落ちない点があるし、コートニー・ラヴ側の言動は怪しんでしまうが、この映画をまるまる信じてしまうとミスリードされてしまう…

007 スペクター

どんなに派手なアクションを繰り広げてもスーツは着崩さないというダンディズム。ダニエル・クレイグのボンドはそこが一番いい。本作ではこのシリーズ中最もボンドが明るかったように思える。陰の部分が比較的抑えられていた。プレイボーイっぷりも全開で、…

ムーン・ウォーカーズ

独り言と笑い声の大きな一人客のおばさんがいて、随分と賑やかな鑑賞タイムとなった。笑うタイミングが原音を聴いている自分より早いので、先を越された感じで笑い損ねてしまうこともあったが、「そうそう、LSDは昔錠剤だったからね〜、キャハハハッ」と勝手…

エール!

難聴者には健聴者のそれとは異なる独自の世界観がある。彼らは難聴であることにプライドを持っていて、健聴者が思うほどにはハンディキャップを感じていないことも少なくない。ポーラの家族がまさにそんな感じだ。ポーラ以外、父も母も弟も難聴で、ポーラは…

お腹ぽこぽこ族

産婦人科に来ると、当然妊婦さんだらけなわけで、その光景を見ると妊娠が当たり前のように感じてしまう。でも本当はとても大変なことで、尊いことで、一人一人に苦悩や喜びなどのドラマがあるはずだ。欲しくても授からない人だって大勢いる。それなのに、病…

恋人たち

11月最後の鑑賞作品は『恋人たち』 。平凡に見える暮らしの中にもいろいろな幸せや悲しみが渦巻いている。日常の中に埋もれた苦しみと戦いながら、失った大切なものを追い求めるのが人生だ。本作は、語られない人たちの尊い日常の断片を丁寧に描き込んだヒュ…

MOZU

テレビドラマのシーズン1と2はテレビで観ていて、ダルマの正体が気になり鑑賞。……だがしかしである。あのポスターはなんなんだ。あの予告編はなんなんだ。スタローンとシュワルツェネッガーが共演した『大脱出』もそうだったが、ネタバレを予告編やポスター…

エベレスト

11月15日、朝の回、TOHOシネマズ新宿のIMAXにて鑑賞。過酷、達成、歓喜、絶望。ものすごく感情を揺さぶられた。キャラクターそれぞれの想いを描いた正しくヒューマンドラマ。実際にヒマラヤで撮影することにより、当時の状況を再現するような撮影ができたの…

アメリカン・ドリーマー 理想の代償

11月13日、上映最終日最終回にすべりこみ。間に合ってよかったと思わせる作品だった。鑑賞後は、全身どっぷり作品の世界に浸かり込んでいたため、程よい疲労感があって心地よかった。「映画を観たなぁ」という感じがした。社会派サスペンスでもあり、ヒュー…

同じ蟻でも…

勤務先の職場にしょーもないおっさんがいて、恐らく40代半ばくらいなんじゃないかと思うのだが、うちの会社でのバイト歴も長い。何がどうしょーもないかというと、仕事が遅く、バカ丁寧で無駄が多い。物量は普通の人の三分の一くらいしか仕事ができない。そ…

忘れぬうちに

今月鑑賞済みだが感想未記載の映画たち。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『エベレスト』『MOZU』『恋人たち』観ようと思いつつも未鑑賞だがまだ間に合う映画たち。『エール!』『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』『コードネームU.N.C.L.E』『ムーン…

ジョン・ウィック

あれだけ強いジョンがなぜ最初にあんなにもたやすく襲われるのか?とか、パーキンズの裏切り(ジョンに締め上げられて金庫の場所を白状した)はなぜスルーされたのか?とか、いまひとつ納得できないポイントはあったにせよ、銃撃戦とカンフーを組み合わせた…

初めてのギター

祝日の午後、とある用事で、曇り空の御茶ノ水界隈を歩いていた。楽器屋の立ち並ぶ坂道を歩いていたら、両親と共にハイティーンの女の子が楽器屋から出てきた。店の人が出口で見送る。女の子はソフトケースに入ったギターを背中に背負っていた。父親が何か笑…

乱死怒町より愛を吐いて

先週の土曜日、渋谷ユーロスペースにて鑑賞。公開初日とだけあって、館内満場。仕事終わりに渋谷に着いたのが20時過ぎ。受付で「立ち見となりますがよろしいですか」と言われ、立ち見なんていったいいつ以来だろう?とやや興奮した。立ち見で映画を観るとい…

ヴィジット ※ネタバレあり

ようやく出てきたシャマランらしい作品。訳あって家出をして以来、実家とはすっぱり連絡を絶ってしまったママを見かねて、ベッカとタイラーの姉弟がママの故郷メイソンビルへと向かう。インターネットでママを見つけた祖父母が孫に会いたいと連絡を取ってき…

二画面視聴

昨晩、テレビをつけたらTBSでは世界野球プレミア12をやっていた。日本vs.ドミニカ共和国。7回、2-0で日本がリードしている。続けてチャンネルを回したら、今度はフジテレビでサッカーのワールドカップ予選がおこなわれていた。日本vs.シンガポール。後半が始…

マイ・インターン

『キングスマン』で「マナーが紳士を作る」という決め台詞があったが、なかなか紳士とは程遠い行動を取っていたのも事実。その点、本作のベン(ロバート・デ・ニーロ)においてはまさに紳士の立ち居振る舞いで、ストレスを抱えたベンチャー企業女社長の心を…

秋の深まり

遡ると、会社が規定している残業時間の上限を5月からずっと超過していて、8月9月10月は休日出動とかもして規定の倍近い80時間を超えてしまい、そのせいか身体にガタがきている。 この前は舌に痺れを感じ始め、数日後には食べ物の味も苦く感じるほどの状態に…

アントマン

蟻男がどれほどのものか、期待と不安を半分ずつ抱きながら観に行った。結果、面白かった!ワクワクするし、ジーンとくるし、次の作品への期待も膨らむ内容だった。具体的には……その1道を踏み外した中年男の成長物語。我々観客にとって、特に30代〜40代の男に…

ピエロがお前を嘲笑う

約1ヶ月前に鑑賞した映画だが。『バクマン』と順番が前後してしまった。さて、覚えている限りの感想を。何が嘘で何が真実か。突如警察に出頭したハッカーのベンヤミン。彼の独白をもとにストーリーが展開される。ベンヤミンの言動にうっかり騙されると、あら…

バクマン。

大根仁監督作品。その名前を聞いただけで、まず間違いなく面白いんだろうなと期待できる。原作漫画は数年前に途中まで読んでいた。今も続きが読みたい漫画のひとつ。続きを買わなくちゃいけないのは他にもたくさんあって、闇金ウシジマくんとか、土竜の唄と…

ゾンビ祭り

街中はゾンビだらけ。せっかくだったら動きもゾンビっぽくしてくれないかなぁ。いっそのこと『ウォーキング・デッド』祭りにして、武装してる人間とゾンビとでパーティすれば面白い。誰か何かしらのゾンビ映画コスプレしていないか見渡したが、残念ながら見…

鎌倉の恋人

今まで好きになった女性、または可愛いと思った女性は、必ずしも同系統というわけではない。顔立ちもスタイルも性格も違う。きっと自分にはタイプというのは無くって、いろんな人を好きになる性分、つまり気が多い、もっと言ってしまえば節操が無い、良く言…

ナイトクローラー

今年観た映画の中では5本の指に入る面白さ。盗みでなんとか生計を立てているチンケなサイコパスが、事故や事件の報道カメラマンとしてのし上がっていくサクセスストーリーだ。『落下の王国』や『ボーン・レガシー』などの脚本を手がけてきたダン・ギルロイに…

TED2

見た目は可愛らしいテディベアが、人間と同じように喋ったり、酒を飲んだり、ドラッグをやったりする。しかも、中身(年齢と心と声)はおっさん。アメリカのローカルで下品なギャグ満載のコメディ映画。前作も笑ったし今作も笑った。しかし、今回、途中で飽…

思い出ゲーム

そうだ、今月に入って『ピエロがお前を嘲笑う』を観ていたのだった。10月4日に観に行った記録があった。パンフレットも本棚の一番上に乗っかっていた。つまり、一番最近観た作品ということだ。備忘録を付けるのが遅れると、こうやってどんどん忘れていってし…

備忘録の備忘録

TED2、ナイトクローラー、それも先月の話。今月に至ってはなんとゼロ!忘れぬうちに書かないと。見逃す前に行かないと。そんな最近、頭の中をループしてるのがこの曲。https://m.youtube.com/watch?v=OMOGaugKpzsそして今日は休日出勤のあと、2〜3ヶ月ぶりの…

おにぎらず

業務拡大と人事異動と退職が重なった夏。 既存業務に加え、新規業務の立ち上げに向けて準備が忙しくなる中、強力な管理者が、7月から8月にかけて、4名いなくなった。平行して、情報セキュリティマネジメントシステム強化のための社内サーバ整理もおこなわれ…