2022 day 290

妻が発熱したのが三連休の中日の夜。週半ばくらいで熱は引いたが、胃の不調をずっと訴え続けている。病院に行きたがらない妻の看病を続けていた自分も、土曜の夜から発熱、眩暈、悪寒がし始め、月曜の朝が来ても38℃のまま。咳も出るし、頭痛や関節痛も酷く、近所の発熱外来へ。医院の表に作られた仕切りの中で、防護服を着た看護師と医師からPCR検査を受け、15分後に陽性判定。ついに来た。

コロナは普通の風邪よりもつらい。解熱剤の効きが悪く、37℃台前半に下がるのはほんの僅かの間で、すぐに38℃台に戻ってしまう。そして一番酷いのが関節痛。特に背中の痛みが酷い。まともに立つこともできないくらい、背中が痛くて痛くてしょうがない。ベッドで寝ていてもその痛みで目が覚め熟睡できない。

一般的な感染症対策をしていても、罹るときは罹ってしまう。自分の場合は、恐らく感染元は妻だろうが、それもいったいどこからもらってきたのか、わからない。

コロナは本当になめちゃいかんということが今回わかった。そして、普段からゼリーやフルーツ、スポーツドリンクや経口補水液などを揃えておく重要性も実感した。

あー、しかし、つらい。背中が痛い。

2022 day 270

とにかく今はがんばらないって決めているのだ。貢献してきたのに、この仕打ち。昇進したのにレイヤーが下げられ、責任と権限が狭まり、古いメンツで固められた水の合わないところに動かされ、聞いていた以上に酷い状況を丸投げされ、現場業務をだましだましこなすだけの日々。マネジメントなんかできやしないし、モチベーションが落ちているのでそもそもエンジンがかからない。毎日片道1.5時間、残業ばかりで帰宅するのは日付が変わるちょい手前。あー、在宅勤務に戻りたい。

そういえば、国を挙げて誰かの葬儀をやったってね。民を蔑ろにした人の葬儀を、民を蔑ろにしたやり方で政権が勝手に決め、16億円の税金を注ぎ込んで一部の誰かのうまみになってるってね。知らないけど。ほんとに知らないけど。従順でいたのに痛めつけられたり、声を上げても蔑ろにされたり、訴えたら干されたりしたら、人は腐るよ。腐った土壌にはもう草木は生えません。

しかし、それにしても、このままでは……。

2022 day 261

昨日、無事手元に戻ってきた財布。現金以外はすべて残っていた。同じフロアの男子トイレの個室で見つかったらしい。無くなったことに気付いた直後、そのトイレに捨てられてるのではないかと探しに行ったが、その時は見つけられなかった。盗られてから見つかるまで空白の4日間があるのが謎。ぱっと見わかりづらい場所に捨てられていたのか?

それはともかくとして、個人情報が戻ってきて少し安堵している。100%ではないが、そのまま捨てられていたということは、恐らく個人情報は抜かれていないのではないかと思う。

いずれにしてもこの長財布はもう使はないので、新しい財布を買った。ズボンの前ポケットにも収まるサイズの薄型の財布。これでもう落とすことも抜かれることもないだろう。入れておくカードもこれまでのようにバカみたいに全部入れるのではなく、厳選して最低限のものにした。必要に応じて足したり入れ替えたりすればいい。

そういう全乗せの持ち方に今までリスクを感じたことはあったが、まさか無くしはしないだろうと自分を過信していた。これはいけない。万が一ということは起きる。リスクがわかっているのなら、できる限り排除すべきだ。当たり前のことだがこの歳になって改めて学んだ。

自分への戒めの為にここに記録を残す。

2022 day 258

午前中、ポケットの中のスマホが長めに震え始めたので、これはどこかから電話だなとわかった。ある程度キリのいいところで仕事を中断し、表に出てスマホを取り出した。留守電は入っていない。着信履歴に残っている固定電話の番号をネット検索したら、某施設がヒットした。それは、先週末に財布を無くした場所だ。

さっそくかけ直す。「落とし物センターです」と男性の声が聞こえた。期待に胸を膨らませ名乗ると、昨日、財布が見つかったのだとその男性は教えてくれた。現金は抜かれていたが、カード類は結構残っていると彼は言う。

よかった。被害が現金だけで済んだのなら御の字だ。週末に受け取りに行くことを告げて電話を切った。

届けられるまでの4日間、財布はどこにあったのだろう?

現金以外のものがすべてちゃんと残っているのか確認するまでは安心できないが、ひとまず、よかった…。

2022 day 255

とにかく運転免許証がなけりゃ、何をするにしても不便極まりない、物によってはそれがないと発行できなかったりもするから、今日は午後半休を取って職場から1時間半かけて地元に戻り、警察署へ。まだまだ夏の日差しに照らされながら自転車を漕ぐ、そして漕ぐ。この夏の引っ越しの際に取得しておいた住民票が手元に残っていたので、それを持って窓口へ行くも、「40日くらいかかりますけど大丈夫ですか?その間も証明になるものは出せませんけどいいですか?」

いいわけないだろ!

聞けばコロナの影響で発行まで日数が延び延びになっているんだと。でも免許センターなら即日発行だというので、速攻で警察署を出てJRへ向かう。

電車とバスを乗り継いで免許センターに到着。平日だからか意外と空いており、手続きはさくさく進んだ。奥のほうには学科試験に並んでいるほぼ若者で構成された集団がいる。

書類もらって記入して、印紙買って、窓口に提出して、待たされること40分。ようやく写真撮影。

16時20分。もうこの時点で市役所は間に合わない。

さらに10分待つ。

ようやく、新しい免許証が手に入った。有効期限は、まだ平成だった頃に発行された今となってはあり得ない年ではなく、ちゃんと令和と記載されていた。ちょっと残念。

改めてナビタイムを調べてみると、3分後に出るバスに乗れば、ぎりぎりすべり込みセーフかもしれない。

バス停まで走る。駅までのバス停は車道を越えて反対側。まだバスは見えない。革靴を鳴らしアスファルトを走る。歩道橋を上る。真下に伸びる車道を見下ろす。向こうにバスが2台、姿を現した。どちらかが乗るべきバスだ。走る。歩道橋を駆け下りる。ワイシャツの襟元に汗を感じながら走る。バス停が見えた。背後からバスが迫って来る気配はまだない。勝った。バス停に着き呼吸を整えているとバスが到着。乗り込む。電車の乗り換え時間を調べる。大丈夫。いける。

終点についてバスを降りる。JRのホームに立つ。よし、地元の駅到着時刻は17時09分。市役所窓口が閉まるのは17時15分。走れば間に合う。ダッシュに備え、乗り込んだ電車内で足首を回す。

ドアが開く。人にぶつからぬようホームをすべり階段を駆け下り改札を通り、商店街を駆け抜けると市役所が。

すべり込みセーフ。マイナンバーの停止を確認し再発行の書類を受け取れた。

今日はよく晴れた夏日だったが、負けじと走った午後だった。

大事なものは無くしちゃいけない。

2022 day 254

待ち侘びても電話のベルは鳴らない。

自らの不注意が招いたことかもしれないが、一番悪いのは盗った奴だ。世のニュースを見ても、こういう時に自己責任論で被害者を責める人がいるが、悪いのは加害者に決まってるでしょうが。

胸の動悸と喉の詰まりを感じながらも、出来るだけ平然を装って今日を過ごした。妻や子供の前で暗い顔はあまり見せたくない。

明日は半休を取って運転免許証の再交付に行くことにする。

2022 day 253

9月10日。最近は雨が降ったり曇天模様が続いていたが、今日は快晴である。朝はのんびり過ごし、革靴にブラッシングをかけ陰干しして、洗濯機を何度か回し、妻はリビングの片付けをしていた。午後は注文していた食器棚が届き、設置完了。夕方から家族で外出した。

そして……

出先で財布を無くした。パンツの後ろポケットに入れていた長財布が、恐らく椅子に座っている間に落ちて、誰かに盗られたのだと思う。最後に財布を出してから紛失に気づくまで1時間弱。人もわんさかいたし、悪い奴もいただろう。建物のインフォメーションには届いていなかったし、その後も連絡が来ない。周辺を探しても見当たらず、出店の人に聞いてもダメだった。近所の交番に届け出て、前後して銀行やカード会社に連絡した。

運転免許証、保険証、マイナンバーカード、各銀行のキャッシュカード、クレジットカード、ETCカード、が主だったところ。現金はほとんど入っていなかった。

カード類はすべて停止して、今のところは不正利用されていないようだ。しかし怖いのは運転免許証、保険証、マイナンバーカードだ。個人情報ダダ漏れだ。今の時代、どんな悪用のされ方するかわかったもんじゃない。

ドヨーンと落ち込んでいる自分を明るく励ましてくれる妻が優しい。あれくらいあっけらかんとしてくれていたほうが、こちらの気持ちは楽だ。

しかし、へこむ。最悪の災厄だ。なぜ全部まるっと財布に入れていたのか?マイナンバーカードなんか家に置いときゃいいのに。キャッシュカードやクレカだって、全部持ち歩く必要はない。あと他にも持ち歩く必要はないが今後必要になるものも入っていた。

もう二度と全部持ち歩くことはしないし、ポケットからはみ出る長財布は使わない!

……しばらくどうやって暮らしていこう……。