2020 day188

いろいろすっ飛ばして週末にならないかな、と叶わぬ願いを思い浮かべる月曜日。こなさなきゃならないタスクが多すぎて、今日も今日とて昼休取れず。働き方改革とは。

先週末、楽しかったこと3つ。

ひとつめは、1時間くらい部屋にこもってリコーダーを吹きまくったこと。ソプラノとアルト。既存の曲、自作の曲、即興。小学生の頃は音楽の授業のためだけにやらされていたリコーダーが、大人になった今はものすごく楽しい。これは楽器全般に言えるかも。自分の体を使って音を奏でる作業は、刺激を出力するのも受容するのも自分自身なので、アドレナリンがどんどん分泌されて、時間の流れも忘れてしまうほど。ギターももちろん好きだし楽しいけれど、リコーダーは運指だけでなく吹くという行為が、体を使ってる感があって特別な気持ち良さがある。

吹奏楽器は単音だからごまかしがきかない分、弦楽器よりもシビア。楽譜は読めないので感覚だけで吹いているが、一発目から出したい音はだいたい出せるので、あとはそれを覚えるための反復練習を何度か繰り返し一曲完成。ただし、出したい音が出せるのと、出したい音色が出せるのとは、まったく別の話。音階と運指がわかるから出したい音はある程度出せる。でも、音色はブレステクニックが必要で、こっちのほうが課題。リコーダーのようなシンプルな楽器ほどコントロールが難しい。というかごまかせない。

楽しかったことふたつめ。

息子のヘアカット。毎回、髪を濡らしてから切っていたので、思っていた以上に切りすぎてしまい、妻から不評を買っていた。なので、今回はドライカットで。うまくいった。ちょっとしたポニーテールにできるくらい伸びていた髪がすっきり。妻にも好評だった。キュートからハンサムになった4歳児を見て、自己満足。息子もカットの間、こちらの指示に従いじっとしていて、成長を感じた。

みっつめ。

Huluに入っていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をパート1〜3まで観た。やっぱり面白い。子供の頃に何度も観返しているから、どのシーンも覚えてる。そーら、調子に乗ったビフがマーティに殴られるぞ。ほれ、ドクが目を見開いて叫ぶぞ。いちいちそんな答え合わせをしながらも、知っているはずの次の展開にワクワクしながら鑑賞した。エンドクレジットではスタンディング・オベーション。なんて楽しい映画なんだ。

特に素晴らしいのはパート1。どのキャラクターも魅力的で、話はあっちこっちいきながらもプロットが整理されていて、キャラクターのドライブとコンフリクトが明確で、展開が明快で、クライマックスの高揚感がずば抜けてハッピーで、ラストではパート2に続くのか?という期待感も持たせてくれる。続編があろうとなかろうと、パート1そのものの作品完成度は高い。

息子もわからないながらじっと観ていた。ときたま「ウルトラマン?」と聞いてきたので、そうだよウルトラ警備隊だよ、とデロリアンに乗るマーティを指さして嘘をついた(ウルトラマンが観たいという息子に嘘をついてこの映画を観ていたので、妻からは心が痛まないのか、と笑いながら非難された……)。

そんな楽しい週末があっという間に過ぎ去ったので、早く次の週末が来ないかと心待ちにしている月曜日の夜。