2019 day52

昨年末からの仕事の逼迫具合がいよいよピークにきている。皆、体力的にも精神的にも追い詰められている。こういう時こそ、その人の限界値というのがよくわかる。ただひたすら歯車化する人。自分への負荷を顧みず拾いまくる人。暴走する人。

今日の苦しみは今日を凌ぐ為のものなのか明日に繋げる為のものなのか。その答えによって苦しみの意味合いが全く違ってくる。場当たり的な力技は長く続くはずもなく、今はもうそういう時期は過ぎたよ、同じ苦しむならもっと先を見越して苦しもうよ。最近はそんなことを配下メンバーに説いている。

この前、映画『3月のライオン』の前編をHuluで観た。ピンチの時に自分を見失うことが一番危険。場当たり的な立ち回りでは決して勝てない。そういう時は基本に立ち戻り、深呼吸をして全体に視野を広げ、勝機を探る。答えは必ずどこかにある。見つけられる。手繰り寄せられる。

今まさに配下メンバーに伝えたいメッセージがこの映画で語られていた。

人生と映画が交錯することがある。現在進行形の出来事と重なって共感したり、悩みが解決できるようなアイディアが見つかったり、表出されていなかった感情に気づかされたり。一本の映画から得られる経験は、小さな人生の中の大きな財産だ。

3月のライオン』後編は、今夜、帰宅したら観る。いったん頭の中を空っぽにして、観る。