虹蛇と眠る女

3月鑑賞作品。

鑑賞メモより。

酷暑、砂塵、ハエ、熱帯夜。隙間は溝に。抑えきれない激情が内に外に。激しい欲望の裏には虚無感。子供、という存在が、自分の分身から赤の他人へと変身していく過程に慄く親。何がいけなかったのか、と自分を責めたところで、子供は振り返りもせず去っていく。砂丘のむこうへ。