2021 day62

朝6時半に起きて7時に家を出て長い時間通勤電車に揺られる生活には慣れてきた。これで帰宅時間も早ければよいのだが、そうもいかず。なにせ距離が遠いのだ。

申請手続きの問題でまだほんの一部の業務しかできないので、はっきりいって仕事は暇だ。周りで忙しそうにしている人たちには申し訳ないのだが、自分にはやれることが限られている。

会議やレポート作業などが立て込んでいる日は時間が過ぎるのは早いが、主だった予定がない日は本当に暇だ。そもそもの業務プロセスを覚えなければいけないので、資料を読んで自己学習をしているが、システムが実際にいじれないから資料を見てもいまいちピンとこないことが多い。ピンとこないことが多いとだんだん眠くなってくる。

一部の資料を何度か読み返したりするのだが、ただ読んでるだけでは記憶に定着しないようで、どうも頭に入ってこない。こんな時間を過ごすために異動してきたんじゃないぞ、と若干の苛立ちを覚える。

そして、1ヶ月も経つと見る資料も無くなってくる。さあ、暇だ。困ったぞ。マウスのホイールを無意味にスクロールしていても虚しいだけなので、いろんなフォルダを勝手に漁りにいって、片っ端から資料に目を通していく。業務資料に関してはここならではの専門用語が多く、誰かに訊かないとわからず、理解に至るまで骨が折れる。職場の情報やスタッフの情報など、この組織の理解に役立つ資料もいくつか見つかり、それは興味深かった。

数字はわかりやすい。自分なりに理解を深めるために、過去に遡って収支や業績などの数字を拾って統計を取ってみたり、現状との差異を分析してみたりして、疑問点はあとで小出しに訊いていく。

人に訊くという直接的な情報収集は、主に、みんなの手が空いた残業時間になる。なので、個人的な業務タスクはないくせに定時では帰らず残っていたりする。でも、まだ戦力として加われていない自分が残業代だけかかってもしょうがないので、本当にやることがない時は(週の半分以上がそうなのだが)早めに上がるようにしている。なんとなく上がりづらい雰囲気がなくもないのだが、雰囲気残業がこの職場の悪習だと思っているので、そこのスタンスの違いはしっかりと持っておいたほうがよい。長時間残業の常態化は正ではない。それは、追々彼らに理解させなければならない。

この新しい職場の問題点の一つとして、残業超過がある。管理者もスタッフも、残業時間が異常だ。その背景はわかってきて、彼らの問題だけではないこともわかってきた。とはいえ、定時を過ぎると少しダラダラした感じが出てくる。忙しさのピークが過ぎたので、のんびり仕事をしたくなる気持ちはわかるのだが、看過はできない。あと、帰れそうな日でもなかなか帰ろうとしない。無駄話をしている。傍目には、残業時間を気にしていないように見えてしまう。

とりあえず、自分のミッションを遂行したくともまだ身動きの取れない状態。もどかしい。そして眠い。

 

そうそう。今日の昼間、デジャヴを感じた。職場の自分の席で、ふとした瞬間思い出した。去年のいつだったか、この瞬間を夢で見たのだ。あー、覚えている。妻にもこんな夢を見たと話したのだ。デジャヴというか予知夢。うん。運命か。