2020 day160

客先からずっと詰められている。

このコロナ禍で滞留した仕事が、月末時点でどうなるのか、それは当然気になるところであろう。いろいろ説明するが、どうも納得がいかない様子。

毎回打ち合わせは1時間以上に及ぶ。彼らが満足いくような数値は逆立ちしても出てこない。

一方、本社の連中も半分テレワークで暇しているのか、都合の良いことばかり語って、いろいろと面倒くさいことを押し付けてくる。

そんなこんなで苛立ちを募らせるとともに残業時間も積み上げてしまった月初。週末はあまり有意義な時間を過ごせなかった。土曜日はほとんど寝て終わり、日曜日は妻と息子を連れて夏服を買いにショッピングモールへ行ったが、言うことを聞かない息子に優しく接することのできない自分がいた。

言葉はよく出るようになってきたと言っても、まだ2歳レベル。切り替えも下手だし、我慢するのも苦手。

「もう4歳なのになんでこんなこともできないのか!」

そんな怒りが抑えられず、ついつらく当たってしまった。あー、仕事で溜まった疲れや負の感情を家庭に持ち込んでしまっているなぁ、と一晩明けて反省した。

息子のことがこんなに大好きなのに、こんなに愛おしいのに、もっと優しくしてやればよかったと、いろんなシーンを思い返して反省。息子の泣き顔が脳裏に貼りついて消えない。

妻から「今日は優しくできなかった」という話しを聞くたびに、「気持ちはわかるけど、もっと言い方を和らげようね」などと言ってる自分がこのザマだ。昨日息子に厳しく接していたとき、妻はずっと息子の味方でいてくれた。よかった。息子の逃げ場所になってくれていた。息子にとって一番安心できる場所。

息子の笑顔は太陽の輝きそのもの。その輝きを今日も明日も絶やさせないのが親の役目だ。それを肝に銘じて、今夜も息子の寝顔を見よう。