2020 day103

もうすぐ4歳になる息子だが、この1〜2ヶ月の成長ぶりが目覚ましい。言える単語も増えたし、やっと二語文三語文が出るようになってきた。発音はまだまだ不明瞭で、親じゃないと理解できない言葉が多いが、嬉しい。

「ママ、パパ、○○ちゃん(息子の名前)」と指差ししながら度々連呼する。早い子であれば1歳代からできることだけれど、その成長ぶりに妻と共に喜ぶ毎日だ。

人の物真似もよくするようになった。2歳の頃は怯えていた小梅太夫YouTube動画も、今はゲラゲラ笑っている。

それから、繰り返し観ているドラえもんの映画。別れの感動シーンでは、毎回声を上げて涙を流していると妻から聞いていたが、今日初めてその場面を目撃することができた。

認知・言語の成長曲線がちゃんと上に向かっている。

 

今のこのコロナ騒動、世界中が混乱に陥っている。きっと歴史の教科書に載るだろう。特に日本政府の対応については、第二次大戦時の軍部と同じくA級戦犯として総理を始め各閣僚の名前が載るに違いない。

巷では、ウルトラマンAの最終話のセリフがこの時代にプレイバックされている。

「やさしさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友だちになろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。それがわたしの最後の願いだ」

子供の頃にテレビで観ていたウルトラマンAは再放送で、北斗と南の合体で変身すること以外はほとんど覚えておらず、このセリフも覚えてはいなかった。

名言だ。そしてそれは、多くの大人たちが体現できなかった理想だ。だからこそ、その気持ちを、その努力を怠らないことを、次世代に伝えていかなくちゃいけない。そういうことだ。

 

多くの人がテレワーク、外出自粛をしていて、オンライン会議やオンライン飲み会が定例になってきた。テレビのニュース番組などは、MCやパネラーが離れて座ったり別室から映像を繋いだりしている。ドラマは収録中止で放送も延期。映画も、映画館に対する自粛要請により、近日公開という宣伝のされ方。ラジオはブース内の人数を3人までに絞り、向かい合うMCや放送作家の間には透明のアクリルパネル、防音ドアは開きっ放しという状態。スーパーやコンビニのレジも、店員と客はアクリルパネルで仕切られている。

 

108兆円の経済対策とはいうものの、コロナ対策の為に新たに発行された国債はそのうちの16.8兆円に過ぎないらしいし、給付金はめちゃくちゃ渋るくせに効力の低い布マスクの配布には466億円使うというし、エイプリルフールはこのままゴールデンウィークまで続くのだろうか。

コロナ騒動がいつか落ち着いた頃、あの映画館は、あの喫茶店は、あのカレー屋は、あの美容室は、あのライブハウスは、あの旅館は、ちゃんと残っているだろうか。