2019 day243

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を公開2日目で鑑賞。新作映画鑑賞が1ヶ月遅れになっている最近にしては珍しく早いタイミングで劇場に行けた。

ずっと楽しみにしていたタランティーノの新作。いやー、よかった。出演者のクレジットを見るだけでテンションが上がった。ブルース・ダーンはいつ出てくるの?それだけでひとり大盛り上がり。冗長に感じがちなシーンも数多くあったが、そこはタランティーノならではの演出として楽しめたし、ラストに向けた誰もが知っている事件の予兆としてドキドキした。当時のハリウッド文化や世相をシネフィルのタランティーノが描くともうそこにはザ・世界観が所狭しと広がる。

車、馬、煙草、酒、LSD、ヒッピー、マカロニ・ウェスタン。ああ、クラクラする。

音楽と映像の融合が映画なわけで、そのミクスチャーが最高に気持ちよく、タランティーノは言ってみればサンプリングが超優秀なDJだ。

主人公2人の友情は胸熱でクール。落ち目の俳優の人生と彼の影として公私ともに最高のバディのスタントマンの人生が、じわじわ染み込む最高のバディ・ムービー。そして、例の女優の運命やいかに!いや、知ってるんだよ結末は。だからこそ彼女が自分の出演作品を映画館でニコニコしながら観ている姿は悲しいのだが、それもこれも全部タランティーノ流に回収して、バーン‼︎

やっぱ大好きだよ、タランティーノ