2019 day65

昨晩、ネットサーフィンをしていたら、素晴らしい音楽に出会った。

Fanny、ガールズバンドの先駆けと言われているらしい。1969年から1975年まで、アメリカのロックシーンで活動していた4ピースバンドだ。自分たちで曲を作り、自分たちで演奏し、メンバー全員が歌うというそのスタイルは、The Beatlesを連想させた。(実際、彼女らのプロデューサーはThe Beatlesを意識していたらしい。)

Fannyの奏でる音色、楽曲構成、歌、ルックス、そのすべてが魅力的で、一瞬でファンになった。身体の芯まで痺れるような衝撃的な出会いはいつ以来だろう。

ざっと調べたところ、オリジナルアルバムは廃盤、iTunesには『Mother's Pride』の1枚のみが販売・配信されていた。あとはYouTubeで楽しむだけだ。

2018年に、ジーン(ベース)、ジューン(ギター)、ブリー(ドラムス ※Fannyデビュー前及びFanny解散直前のメンバー)の3人が集まってリユニオンしているようで、YouTubeに映像が上がっている。皆それなりに年を取って体型も変わっていたが、ヒッピーな出で立ちは健在で、レジェンド感が半端ない。

でもやっぱり現役当時のFanny(ジーン、ジューン、ニッキー、アリス)が最高。The Beatlesの“Hey, Bulldog”のカバーはカッコ良すぎて頭がクラクラしてくる。この楽曲自体、The Beatlesの中でもヘビーな部類に入るが、さらにボルテージを上げてめちゃめちゃロックしている。オリジナル曲もゴキゲンなチューンがめじろ押し。“Special Care”が特にお気に入り。YouTubeを何度もリピート再生した。

そんなわけで、気持ちはすっかり、毎日部屋でギターをかき鳴らし夜はイヤホンでアメリカ・イギリス・日本のロックを聴きながらギターを抱えて寝ていたロック少年だったあの頃に戻ってしまい、昨晩は布団の中でずっとYouTubeにかじりついていて、気づいたら寝落ちしていた。

歴史に埋もれてしまったのがもったいなさすぎる。Fanny!このネーミングもかなり攻めていて、もうすっかり虜なので、音源・映像の再発求む。とりあえず今はiTunes、それからYouTubeをリピートリピートだ。

ネットの時代は当たり前のようにこのような発掘、出会い、学びの機会を与えてくれるのだから、素晴らしい。この体験はつまりタイムマシーンなわけだ。

https://m.youtube.com/watch?v=Zcb1HpH42N8