シアターシック

本来は昨年6月終了予定だった業務が延長に延長を重ね、先週1月6日(金)にようやく完遂した。自分史的にも職場的にもだいぶ大きなウェイトを占める業務だっただけに、感無量を実感した。

そんな感傷に浸る暇もなく新年が始まり続々と案件が舞い込む中、ひとまずは年始の繁忙を乗り越えほっと一息をついてみたものの、今年に入ってまだ1本しか映画を鑑賞していないことに気づく。

映画を観ずとも生きていけることには間違いないが、人生に物足りなさを感じるのは否めない。

最近、人から映画の話を振られる機会が多く、ある人はIMAXで『君の名は。』を観るというし、ある人は自分の薦めた『アイ・イン・ザ・スカイ』を観に行った感想を聞かせてくれるし、ある人は『この世界の片隅に』をようやく観に行くとウキウキしながら教えてくれるし、そんな話をするたびにふと映画館が恋しくなっていることを自覚する。

ああ、これは所謂アディクションなのか。それともホームシックならぬシアターシックというべきか。今夜から明日にかけては時間が空く。恋人に会いに行くような気持ちで映画館に出向くのだろうな。

そういえば、鎌倉の恋人である大仏さんは元気だろうか。近いうちにこちらも顔を見に行きたい。