2015年の振り返り

2015年は、『毛皮のヴィーナス』という変態映画から始まり、『ジョーカー・ゲーム』というジョークにもならないお粗末なブツを観て、『味園ユニバース』で渋谷くんの歌に惚れ、『フォックスキャッチャー』でビビビと痺れたのが春。

『セッション』の不快感に悩まされ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ではドーパミンが活性化して、『セーラー服と機関銃 完璧版』で薬師丸ひろ子の可愛らしさに驚き、『太陽を盗んだ男』に心を持って行かれたのが五月晴れのあの日。

『サンドラの週末』の”語る背中”に頷き、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に完全ノックアウトされ、『海街diary』では夢を見て、『ルック・オブ・サイレンス』に震えたのが夏の始まり。

『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』のお祭りスパイ映画感に熱くなり、『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』に胸がキュンとし、『グリーン・インフェルノ』のワールドプレミアで大いに笑い、『ムカデ人間3』の大団円を迎えたのが残暑。

『ナイトクローラー』ではおぞましいものを目撃し、『マイ・インターン』では心が癒され、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』には映画の醍醐味を改めて教えられ、『恋人たち』で濃厚な時間を過ごし、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で締めくくった年の瀬。

全65作品、今年も楽しく映画ライフを送れた。見逃した作品は諸々あるが、巡り会えた映画たちに感謝したい。