アントマン

蟻男がどれほどのものか、期待と不安を半分ずつ抱きながら観に行った。

結果、面白かった!

ワクワクするし、ジーンとくるし、次の作品への期待も膨らむ内容だった。

具体的には……

その1
道を踏み外した中年男の成長物語。我々観客にとって、特に30代〜40代の男には親近感の湧くキャラクターが主人公に据えられた。スコットに自分自身を投影してしまう。

その2
父親と娘の物語でもある。ピム博士とホープ、スコットとキャシー。二組の父娘を軸に話が進展する。

その3
マーベルキャラの共演。冒頭にはハワード・スターク(アイアンマンの父親)とペギー・カーター(キャプテン・アメリカの恋人)が、中盤にはアベンジャーズのファルコンが。もうそれだけでワクワクする。アントマンのアベンジャーズ入りの日も近い。

その4
蟻、可愛い。特にアントニーと名付けられたクロオオアリ。蟻とコミュニケーションが取れたらこんなに楽しいものか。コミュニケーションを取るためのデバイスも一見補聴器みたいなデザインでなかなかよかった。

その5
アントマンのスーツ。ライダーっぽい見た目。原作コミックのデザインと比べるとずっとかっこよくなってるし、1.5センチのアントマンが走り回っているところを想像すると、なおさら面白かっこいい。ワスプにも期待できる。

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マーベル・シネマティック・ユニバース(マーベル映画宇宙)のフェーズ2が本作で完結した。フェーズ3は、来年GWに『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』で開幕する。う〜ん、待ち遠しい!