ピエロがお前を嘲笑う

約1ヶ月前に鑑賞した映画だが。『バクマン』と順番が前後してしまった。さて、覚えている限りの感想を。

何が嘘で何が真実か。突如警察に出頭したハッカーベンヤミン。彼の独白をもとにストーリーが展開される。ベンヤミンの言動にうっかり騙されると、あらあら、真実は藪の中。

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ネット内でのハッカー同士のやりとりを実に分かりやすく表現していた。以前にも、テレビドラマだか映画だかアニメだかは忘れたが、同じ手法を用いていた作品があった気がするが思い出せない。

本作の印象としては、4人のマジシャンが観客の目の前で銀行強盗をおこなう『グランド・イリュージョン』のハッカー版といったところか。作品の系統は、いわゆるマインドファック・ムービーという類の本作だが、とあるシーンに出てくる『ファイト・クラブ』のポスターも一つのヒントだ。

ベンヤミンの憧れの彼女が全然可愛くないし老け顔なところが減点。もうちょっと可愛ければ説得力があるのだが。

とはいえ、二度観て美味しい映画ではある。