TED2

見た目は可愛らしいテディベアが、人間と同じように喋ったり、酒を飲んだり、ドラッグをやったりする。しかも、中身(年齢と心と声)はおっさん。アメリカのローカルで下品なギャグ満載のコメディ映画。前作も笑ったし今作も笑った。

しかし、今回、途中で飽きてしまった。人権問題というアメリカらしいテーマが敷かれていたせいではない。ギャグに疲れたのだ。下品なギャグはその場では笑う。ニヤニヤする。でも、それでおしまい。瞬間的な笑いでしかなく、積み重ねがない。

もっと言えば、TEDじゃなくても別にいいでしょうという感じ。クマのぬいぐるみがこんなことしたり言ったりするから面白いよね、というギャグがない。クマのぬいぐるみならではの悩みとかジレンマとか、そういったものの延長線上で笑わせてくれなかった。ぬいぐるみだから子作りできない、だから精子バンクに行く、とここまでは面白かったが、別にぬいぐるみじゃなくても子供ができない人はたくさんいるし、やっぱりTEDじゃなくてもいいでしょうと思ってしまった。

コミコンでのオタクいじめも、学校でありがちな型通りのイジメギャグなのだが、いい大人があんなことやってるよ、と笑えるほど面白くなかった。ジェイ・レノリーアム・ニーソンなどのカメオ出演も、まあ面白いけど……。う〜ん、この手の笑いに飽きたのか?

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