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キングスマン

始め、コリン・ファース主演と聞いて、随分と地味そうなスパイ映画だなぁと思った。英国紳士の気取ったスパイがイギリスのブラックジョークを放ちながらしれっと事件を解決していく物語を想像した。とは言っても『キックアス』のマシュー・ヴォーン監督作品だ。ポップでハードな内容を期待せずにはいられない。

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結論。めちゃめちゃ面白かった。昨今のスパイ映画にはあまり見られなくなったコミカルな演出が新鮮に感じられた。ヴォーン監督もまさにその点を狙ったらしい。(強いて挙げれば、今夏公開された『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』もこの路線に回帰しているといえる。)

『キックアス』との類似点
  • わりと残酷な暴力描写が多いが、ノリのいい音楽とポップな映像で可愛らしいフォーマットになっている。
  • 指導者と次世代を担う若者の熱い師弟関係がさらりと描かれている。
  • 悪役が素晴らしく楽しいヤツ。
  • 起用された新人俳優が光っている。
  • アクションがめちゃめちゃかっこいい。
  • 武器がシンプルでオーソドックスだが面白い。
  • よく練られた脚本、映像美、サントラ盤を手に入れたくなる音楽。
  • 編集の巧みさ。

みどころ
  • ハリー(コリン・ファース)のファッションと身のこなし。
  • ガゼル(敵の親玉の秘書)の出で立ちとアクション。(このキャラクターだけで一本映画を撮ってもらいたい。『片腕マシンガンガール』みたいなノリのやつを。)
  • ヴァレンタイン(敵の親玉=サミュエル・L・ジャクソン)のファッションとキャラクターと喋り方。
  • エグジーのアクションと顔。(昔のマイケル・J・フォックスを彷彿とさせるベビーフェイスのナイスガイだ。)
  • 教会での決闘。(なんとこのシーンは見た目通り1カット長回しで撮影している。)
  • ハリーの名言(「マナーが、紳士を、作る」など)。

『キックアス』を観たことある人なら絶対に楽しめるし、観たことない人も『キックアス』とともに絶対に必見だ。どの年代も楽しめるエレガントでポップでコミカルなスパイ映画。観逃し厳禁。