ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール

スコットランドの人気バンド、ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックが脚本、音楽、監督を務めた作品。傷ついた若者3人の短くもキラキラ輝く青春の日々を美しくキャプチャーした映画だ。

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劇中歌にまず心がさらわれた。その時点でミュージカル映画として成功だ。スチュアートの作り出したポップミュージックの優しく明るく切ない響きが、心にしっとりと沁み込んでくる。

また、イヴやキャシーやジェームズを始めとしたキャストたちのお洒落で可愛らしいファッションにも目が奪われる。

魅力的なキャラクターたちと音楽によって、映画の中の世界にどんどん没入していった。

とにかく目と耳を十分に楽しませてくれる映画であることは間違い無い。ワンシーンを切り取ればそのまま上質なミュージックビデオにもなりそうな映像の完成度の高さは、繰り返し観たくなるほどの中毒性がある。

今の時期のようにちょっと肌寒い夏は、本作の舞台となるスコットランドの夏に似ているのだろうか。

イヴ、キャシー、ジェームズ。ガールズトーク+ボーイの憂鬱。今年の夏はこの3人に出逢えてよかった。この映画に出逢えてよかった。このサントラとベル・アンド・セバスチャンを知ることができてよかった。

PRETTY WHEN THE WIND BLOWS
F**K THIS S**T
PRETTY EVE IN THE TUB
I'LL HAVE TO DANCE WITH CASSIE
I JUST WANT YOUR JEANS
DRESS UP IN YOU

お気に入りの曲を挙げたらきりがない。今夜もこのサントラを流しながら眠りにつこう。

God Help the Girl

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  • サウンドトラック
  • ¥250