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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

シリーズ最高傑作。

満足度100%を保証する、と周囲の人間に言って回らずともみんなどうせ観に行くだろうからわざわざ言わないが、間違いなく今年度トップ10に入る作品だ。映画館に行かない人は絶対に後悔する。

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おすすめポイント1
アクション映画としてワンランク上の挑戦
冒頭から観客のボルテージはピークに達する。宣伝でもおなじみのイーサンが飛行機に飛び乗るシーンから幕を開けるのだ。特に飛行機が離陸してからは、イーサンが振り落とされないか心配で胃袋をグイッと掴まれたような緊張感に包まれる。手に汗握るとはまさにこのこと。

そのほかにも敵アジトでの格闘、オペラハウスからの脱出、水中へのダイブ、カーアクションにバイクアクション。イーサンのアクションに合わせて観客の血圧と心拍数も上がってしまう。すべてのスタントを自らがやってみせるトム・クルーズには感嘆するばかりだ。


おすすめポイント2
スパイたちの苦悩
本作の根幹には、スパイとしての苦悩というテーマが敷かれており、どの立場のキャラクターにも共感してしまう。フィールドエージェント、アナリスト、長官、それぞれの正義が真っ向からぶつかり合う時、ドラマチックなストーリーに観客は釘付けになるのだ。


おすすめポイント3
魅惑的な女スパイ
イルサという謎の女スパイが登場するのだが、彼女の存在が本作の最大の魅力といっても過言ではない。知的で強くて悲しみを背負ったイルサは、シリーズ初となるイーサンと対等に渡り合う女スパイだ。

演じるのはレベッカファーガソンというスウェーデン系の女優。美しいルックスに猫のようなしなりのあるアクション。その様を見ているだけで心が火照ってしまう。男に決して媚びない、自立した女。でも男としては力を貸したくなる。そんなイルサを圧倒的な演技で見せつけてくれた。


おすすめポイント4
バディムービーの醍醐味
IMFが解体の危機に陥り、政府から見捨てられたイーサン。仲間たちもばらばら。まさしくはぐれ者となってしまった彼らだが、お互いに呼応し合い、インポッシブルなミッションを遂行していく。そこに描かれているのは男たちの友情。熱くならないわけがない。


おすすめポイント5
秀逸な脚本とキャスティング
スパイ・アクション映画らしく息もつかせぬスリリングな展開に、観ているこちらはハラハラドキドキしっぱなし。それだけでなく、前述した友情や、敵味方関係なくそれぞれのキャラクターが抱えている苦悩や、要所要所に散りばめられた笑いが、とっちらかることなく見事に一本の筋道を貫いているので、脚本や編集のバランス感覚には舌を巻いてしまう。

また、キャスティングの素晴らしさは絶対に欠かせない本作の魅力だ。敵のシンジケートの親玉レーン役のショーン・ハリス。彼の冷酷そうな顔つきと独特の声が、実に良い。レーンという役にぴったりマッチしている。

本作は、キャスティングが決まった時点ですでに半分は成功していたと言えるだろう。


そのほかにも衣装、プロップス、音楽、どれもこれもミッション:インポッシブルの世界観にバッチリで、尚且つ本シリーズを新たな次元に押し上げることに成功しており、これだから映画を観るのはやめられないと思わせてくれる素晴らしい仕上がりだった。

楽しい要素が満載で、エンタテインメントがもたらしてくれる歓喜の最高峰まで連れて行ってくれる、と言うのは褒めすぎだろうか。

否、褒めすぎではない。