アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

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『アベンジャーズ  エイジ・オブ・ウルトロン』は、「正義、友情、勝利」の王道を行くヒーロー物だった。

アベンジャーそれぞれの視点を描きながら、物語本筋の求心力は常に保持した状態で最終決戦までもつれ込む。CG全開でアクションもバッチリ楽しませてくれた。

IMAXで奥行きのある3D鑑賞は当然迫力があり、赤と青の3Dメガネ時代からの技術革新に改めて感心した。

エンドロールになり、感想を聞こうと隣の妻を見たら、グーにした両手を顔の前で上下に振りながらニヤニヤしていた。相当楽しんだんだなぁ…とわかり、感想は聞くまでもないと正面に視線を戻した。すると今度は妻が左右に顔を振り始め、何か言いたそうにしていたので「そんなに面白かったんだね」と言うと、かぶりを振って一言、

「途中からおしっこ我慢してたから頭に入ってこなかった」

相変わらずニヤニヤしながら「もう限界」という言葉を残し、ぴゅーっと走って行ってしまった。

エスパー魔美のエピソードで、漏らしそうになった魔美が自分のおしっこを高畑くんの膀胱にテレポートするシーンがあったが、あれができたらどんなに便利だろう。されたほうはたまったものじゃないし、生理的にも絶対にイヤだが。

そんなことを考えながら外に出ると、スッキリした顔の妻が立っていた。

「弓の人、一番弱そうなのにカッコよかったね」

自虐的なホークアイを讃えつつ帰路に着いた。

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